エネルギー資源の好循環

檜は、古から社や社の屋根(檜皮)などに使用されてきた貴重な資源であって、ひらがなで書くと「ひのき」、「火の木」「日の木」という解釈もでき、日本の文化の中で重宝されてきたと云う伝承が残されています。現代では過去に植林された檜・杉が大きくなり、その木の管理を行う林業の衰退などによって人が寄り付かない林山となり果てている場所が多々存在しています。檜・杉花粉による花粉症の増加などもあって、さらなる追い打ちをかけるかのように檜・杉林へ、人々は寄り付かなくなっていきました。私共も、その中の一人でありました。祖父が、植林した檜・杉林があったからこそ、これから説明する資源の好活用化プロジェクトが実現しました。祖父への感謝と、日本文化に向き合うキッカケを与えてくれたこの山に、これからも感謝の意を表し続けたいと考えております。檜・杉林の管理からスタートした、山の資源活用化は間伐(かんばつ)作業から始まりました。木と木の間隔が 狭い場所を間伐し、太陽の光を山中へ取り込み、下草や幼木に太陽光が当たるようにしていきます。 間伐材の乾燥です。約3か月間自然乾燥させます。もちろん、山からは人力で運びます。均等な長さで切っていきます。薪割りは、一つ一つ集中して行わなければ怪我に繋がってしまいます。懐かしい薪を割る音が、響き渡ります。間伐材をエネルギーにして、タオル作りを行います 。「薪割りをするタオル屋さんが誕生致しました」 精練工程の熱エネルギーは全て、間伐材や風綿や糸くずからできたバイオマスエネルギーによって生み出されています。実は、乾燥工程にも熱エネルギーを再利用し、エネルギーを無駄なく活用しております。循環型の思想から思いがけない発見に繋がりました。植林活動によって、持続可能なエネルギー循環システムを構築致しました。