環境配慮への「削減値」

循環型環境ストレスフリーを実現した生産工程の構築
によって到達した「環境配慮への削減値」

従来型と現在のタオル生産プロセス(精練・洗い工程)の比較
私たちが最初に取り組んだ技術開発は、タオル生産において重要な役割を果たす精練(せいれん)工程である。大阪府泉佐野市のタオル産地及び、四国今治市のタオル産地では、タオルの生産プロセスに違いが御座います。その違いは、精練・染色が製織の前に来るものを先晒(さきさらし)、製織後に来るものを後晒(あとさらし)、と区別しており、私たちの開発した技術は後晒であるため、図では一般的な後晒タオルと私たちが開発した技術の生産工程を図示致します。

「精練(せいれん)工程とは」タオル生地から繊維質(セルロース)以外の不純物を取り除く工程を指します。不純物の主な主成分はペクチン、油脂、タンパク質であり、これらの不純物が存在すると吸水せず、染色・柔軟加工などに支障をきたすため、染色加工の前に精練・漂白を行います。一般的な精練工程には高濃度の苛性ソーダが用いられ、高温処理によりペクチンと油脂が除去されます。更に漂白ではアルカリ・高温の条件下で過酸化水素処理などによって綿繊維から色素を取り除きます。これらの工程は高エネルギーであるとともに高濃度の苛性ソーダなどの化学薬剤を用いるため、環境への負荷が高いとされています。

「真面綿」が生産される生産工程での精練工程は、化学薬剤使用量を従来の400分の1まで削減することを実現した精練技術であるため、その精練工程に使用するのは、ウガンダ北部産のシアバターが原料の石鹸と地下水のみであり、現在の精練工程で必要となる化学薬剤は石鹸を作るための原料である水酸化ナトリウムのみとなっています。更に私達が開発した精練技術は、化学薬剤使用量削減以外に水資源、化石燃料、産業廃棄物においても、環境配慮への数値削減を実現しました。従来の精練技術と現在の精練技術の、数値比較表は以下の通りであります。

化学薬剤使用量

化石燃料使用量

水資源使用量

産業廃棄物産出量

従来の技術

400g~500g

3ℓ

200ℓ

60g

現在の技術

1g

0.1ℓ~0ℓ

50ℓ

0.1g

達成した削減値

約400分の1

約30分の1

約4分の1

約600分の1

当社製品1㎏あたり製造する際の、各項目の使用量


*次の図(図1,2,3)は、私たちが行ってきた環境配慮型タオル生産プロセスの技術開発により達成してきた化学薬剤・水・化石燃料の使用量削減値を年表で表したグラフです。
*グラフはすべて、タオル1㎏を製造する際の精練工程内(精練・洗い・乾燥)での化学薬剤・水・化石燃料の使用量削減値を表したものです。

「図1」(縦‐グラム(g)、横‐年数)

「図2」(縦‐リットル(ℓ)、横‐年数)

「図3」(縦‐リットル(ℓ)、横‐年数)

「図4」 ( 縦_グラム(g) 横_年数)